2013年10月
『陽だまりの彼女』/三木孝浩
★★★☆
出演:松本潤、上野樹里
ファンタジーな内容が三木孝浩とマッチ。レンズフレアが魅力を引き出す。
『陽だまりの彼女』
ラストとのとある演出を除けばとてもいい作品でした。秘密が解き明かされる後半のグダり、上野樹里の演技をカバーする撮影に脱帽。とても推したい映画です。
ただ、三木孝浩はどうして退化してしまったのかが疑問。
— きゃりー・山田 (@k1muAtoZ) 2013, 10月 12
@MOVIXつくば シアター1
『人類資金』/阪本順治
★★★
出演:佐藤浩市、森山未來、香取慎吾、観月ありさ、ヴィンセント・ギャロ、ユ・ジテ、仲代達矢
監督坂本、脚本福井による『ガンダムUC』の実写化。
考えて見れば、福井晴敏はネタ切れなんじゃないだろうか。
『人類資金』
二部構成でやや長め。
国連での森山未來の演説シーンは最後に拍手をしたくなるほど、頑張りがヒシヒシと伝わってきた。汗が出てくる彼の顔に注目。日アカで助演男優賞優秀賞は確実か。
それにしても、稀代の名優である仲代達矢の無駄遣いぶりが目立つ。ギャロはどうでもいい。
— きゃりー・山田 (@k1muAtoZ) 2013, 10月 20
『人類資金』
佐藤浩市とヴィンセント・ギャロの会話に「どこで英語を学んだのか」というのがある。
佐藤が「留学をしていたから英語を話せるんだ」と言い、ギャロは「どこに留学していたんだ?」と。間をおいて、「駅前」と答える佐藤。駅前留学である。
このやり取りが『人類資金』で最も楽しい。
— きゃりー・山田 (@k1muAtoZ) 2013, 10月 20
『人類資金』
M資金はラプラスの箱。財閥の人間は連邦。第三世界の人々はニュータイプ予備軍。森山未來はバナージ。
財閥はニュータイプによる世界の革命を恐れてM資金(ラプラスの箱)を隠すわけよ。こう考えると分かり易い内容じゃん。おもしろい。
— きゃりー・山田 (@k1muAtoZ) 2013, 10月 21
@MOVIXつくば シアター1
『もうひとりの息子』/ロレーヌ・レヴィ
★★★★
出演:ジュール・シトリック、マハディ・ザハビ
昨年のTIFFグランプリ&監督賞。
是枝の『そして父になる』と比べると劣る所があるが、こちらは子供主体で話が進んでいくのでやや軽い気持ちで見れる。
『もうひとりの息子』
「18歳になる息子は他人の子供でした」
とても見応えのある映画だった。だけど背景知識がなさすぎて、いつも以上に感想ツイットできない^^
見て、感じて、そして『そして父になる』と比べてくれ。
— きゃりー・山田 (@k1muAtoZ) 2013, 10月 25
『そして父になる』も『もうひとりの息子』も両作品とも今年の必見作品であることには違いない。親主体で話を進めるか、子供主体で話を進めるか。
『もうひとりの息子』は舞台が舞台なだけにヒヤヒヤさせられるシーンがあったり、ただそれは考えすぎなだけだったり。
— きゃりー・山田 (@k1muAtoZ) 2013, 10月 25
@シネスイッチ銀座 1
【旧作】
『蒲田行進曲』、『マルサの女』、『東京物語』、『プロジェクトX』
劇場鑑賞数→30本(TIFF含む)
自宅鑑賞数→46本