MUD マッド

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★★★☆

監督・脚本:ジェフ・ニコルズ 撮影:アダム・ストーン

出演:マシュー・マコノヒー、タイ・シェリダン、ジェイコブ・ロフランド、リース・ウィザースプーン

 日本公開は2014年1月18日。

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アーカンサスの川岸に暮らす14歳のエリスと親友ネックボーンとボートで向かった小さな島で、木の上に一隻のボートを発見。ボートに人が住んでいる形跡をみつけ驚く二人は、まもなくマッドと名乗る男と遭遇する。

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 マッド役のマシュー・マコノヒーはこの役のために撮影期間の2ヶ月間、髪の毛を洗わなかったという。最近のマコノヒーは本当にアツい。そしてこの裏話を聞いた上でこの作品を見ていると、画面越しにも臭ってきそうである(笑)。

 マッドという人物には謎めいたものがある。しかし無人島という素晴らしいシチュエーションに対し、魅力が若干弱い。それを補うのがマシュー・マコノヒーである。マコノヒーと無人島の見事な同調に拍手。

 マッドはある犯罪を犯し、その罪から逃れるために島で生活をしている。そこに少年二人が訪れる。この出会いはどこか『トム・ソーヤの冒険』を思い出す。それもそのはず。監督のジェフ・ニコルズは物語を作り上げる際に『トム・ソーヤの冒険』を含むマーク・トウェインの作品に触発されたとのこと。 

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 現代版『スタンド・バイ・ミー』と言われていますが、それは冒険することと、ラストのセリフが効いているのでしょうか。私は『スタンド・バイ・ミー』が好きではないため記憶にもあまり残っておらず、きちんと比較することができませんでした。

 前半は特に何も起こらず、マッドとは何者なのかという謎を解消していく。そして後半では前半の流れからは想像できないことが起こる。そのシーンがこの作品にパンチを効かせているのでとても良い組み込み方だと思う。

 

 マシュー・マコノヒー好きは必見。そして、秘密基地などに没頭した思い出がある方も必見。あの島には魅力が詰まりすぎている!!!

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