映画雑記 ブログ

映画なんか見ているよりも、乃木坂と欅坂のメンバーを見ていた方が、心が癒やされる。

47RONIN

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★★★

監督:カール・リンシュ 脚本:クリス・モーガンホセイン・アミニ

出演:キアヌ・リーヴス真田広之浅野忠信菊地凛子柴咲コウ、赤西仁

  2012年12月公開が予定されていた本作。一年の歳月をかけ、ついに公開。

 主演は『マトリックス』でお馴染みのキアヌ・リーヴス。脇を支えるのは真田広之浅野忠信菊地凛子と海外で活躍する者に加え、柴崎コウ、赤西仁といった日本国内で人気のある者が作品に華を添える。

根幹は忠臣蔵

 ファンタジー要素が強く出ているが、あくまでも大石内蔵助ら四十七士による吉良上野介への仇討ちを軸に話が展開していく。浅野内匠頭が切腹を命じられる理由も上手いこと入れ込んできてる。そこに、キアヌ・リーヴス演じるカイというキャラがファンタジー要素として入り込んでくる。

ファンタジー要素

 巨大な獣、妖力で動くシルバー・サムライ、妖術使いの女、天狗、そして大仏。

 吉良に対向するには人数分の刀が必要だということで、カイは「樹海で生息している天狗に貰いに行く」と言い出す。もはや樹海(竹やぶ)+天狗ってだけで笑い出しそうになってしまう。しかしそれは、『ロード・オブ・ザ・リング』での死者の道を意識したものになっているのである。脚本家は真面目にこの要素をぶち込んできていた。そこで手にした「刀」は使うものによって特殊な能力が発揮されると説明するカイ。しかし、後の展開ではそれが活かされなかったのが残念だ。

 空撮による馬が駆けて行くシーンなんかにも『ロード・オブ・ザ・リング』に近いものを感じる。そして道中に意味もなく配置される大仏の存在に目を疑う。衣装デザインにもこだわりは感じられた。が。

衣装デザイン

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(上『大奥』 下『47RONIN』)

 この写真比較だと肝心の衣装が写っていないのが申し訳ない。浪士ら、浅野、菊池の衣装には文句がないのだけれども、柴咲コウの姫としての衣装はコレでいいのかと疑問に。なんというか、日本衣装というよりは朝鮮王朝的なデザインの様に見えたので首を傾げた。セットなどにもそれは感じられたけど、そこは気にしたら駄目ですね。

切腹

 サムライニンジャハラキリフジヤマゲイシャスキヤキスシテンプラ。

 監督、脚本家共々、切腹が好きなのだろう。切腹というと小林正樹の『切腹』が思い浮かぶ。アメリカでも『HARAKIRI』としてリリースされているはず。なのに、本作での切腹シーンは「美」に囚われすぎたせいか、どうにも迫力がない。いや、切腹が主題ではないからそれは間違ったことではないし、そもそもがファンタジーなのだから!

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 ラスト、切腹に至るまでの流れの美しさには拍手を送りたい。

 

 今回は3D吹替版で鑑賞。本人が吹替を担当するという『スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ』ばりのやる気っぷり。それにしても菊地凛子の日本語には危うさがありますね。『パシフィック・リム』字幕版の時は「設定」で誤魔化されていましたけど、今回も「設定」で誤魔化しますか?

 レイヤー数がとても少なく感じたので、わざわざ画面を暗くしてまで3Dで鑑賞する意味がない。2D鑑賞をオススメしたい

@シネマックスつくば ADMIXシアター