第37回日本アカデミー賞予想⑥監督賞
過去の最優秀監督賞を紹介。
- 第36回 吉田大八『桐島、部活やめるってよ』→作品賞◎
- 第35回 成島出『八日目の蝉』→作品賞◎
- 第34回 中島哲也『告白』→作品賞◎
- 第33回 木村大作『剱岳 点の記』
- 第32回 滝田洋次郎『おくりびと』→作品賞◎
- 第25回 行定勲『GO』
過去5年だと第33回を除いて、監督、作品の両賞で最優秀を取っている。
そして、第25回は最優秀作品賞に『千と千尋の神隠し』が選ばれた年である(行定勲監督作品『GO』は優秀賞入り)。この年の監督賞を見ると、優秀賞にすら宮﨑駿の名前がなかったので、アニメーション作品の監督は、この賞には絡まないものと考えていいのかもしれない。過去数年遡っても、アニメーション作品の監督の優秀賞入りはない。『風立ちぬ』が引退作であろうと、『かぐや姫の物語』が長きに渡る製作期間を経たとしても、宮﨑駿、高畑勲の両人は監督賞に絡まないものとして予想します。
○是枝裕和『そして父になる』
今年は「舟」か「父」の流れ。
他の国内映画賞を考慮し、『舟を編む』の石井裕也が最優秀賞を取ると予想。
カンヌ補正で是枝に軍配が上がるかもしれないが。
李相日『許されざる者』
三谷幸喜『清須会議』
原恵一『はじまりのみち』
他の優秀賞入りは上の3人で。三谷は勿論の事、李も日アカのお気に入りみたいなので。作品賞入りはちと難しい気がするので、監督賞にて原恵一を入れることによって『はじまりのみち』の認知度を高めて欲しい。という願いを込めて。