第37回日本アカデミー賞予想⑦作品賞

 過去の最優秀作品賞を紹介。

 『舟を編む』がアカデミー賞にて外国語映画賞にノミネートされなかったとの情報を得た。当たり前っちゃあ当たり前なのだが、このことが少しばかり影響を与えるかもしれない。後で、他部門の予想も少し修正したいところだ。

 早速、第37回において優秀賞となる予想をすると、舟を編む』、『そして父になる』、『清須会議の三作品はマストと考える。残り二枠に何が入り込むかだが、ひとつは監督賞でも予想した李相日の『許されざる者』が有力。個人的な願望では、残りの一枠は原恵一の『はじまりのみち』でと言いたいところではあるが、山本兼一の『利休にたずねよ』が強いのではないかと。

 12月某日、毎日映画コンクールの大賞映画候補が発表された。候補作品は、『凶悪』、『そして父になる』、『共喰い』、『舟を編む』、『ペコロスの母に会いに行く』の五作品。『共喰い』、『ペコロス~』は無視するとし、ここにきて『凶悪』が表舞台に現れてきた。となると、『利休にたずねよ』ではなく、『凶悪』の方が話題性も兼ね備え脅威となるのではないかと考える。しかし、『凶悪』を作品賞予想に入れてしまうと、主演男優賞の方も修正を加える必要があるため、今回の予想では以下の通りで。

◎『舟を編む石井裕也(テレビ東京、松竹)

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○『そして父になる』是枝裕和(フジテレビ、ギャガ)

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△『清須会議三谷幸喜(フジテレビ、東宝)

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許されざる者』李相日(ワーナー・ブラザース映画)

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利休にたずねよ山本兼一(東映、テレビ東京)

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 予想してみたものの、フジテレビが二作品、テレビ東京が二作品と偏ってしまった。日テレ枠がないが、日テレ枠はアニメーション賞のジブリ二本でということで。

  第37回日本アカデミー賞授賞式は2014年3月7日。今後、他の映画賞の結果を踏まえ、各部門予想に手直しをするつもりだ。