2014年1月新作鑑賞
A(2014年ベスト候補)、B(良)、C(並)、D(残念)、E(2014年ワースト候補)
■ベスト確定
『ラッシュ プライドと友情』★★★★★
『ラッシュ プライドと友情』は年末のオンライン試写を含め、計3回鑑賞済み。3回とも涙を流した。ヒッチハイクをしていたニキ・ラウダに車を運転させるシーン、事故→炎上→救出までの流れ、治療シーン、ニキ復帰記者会見後のハントの行動、ニキ復帰レース・・・と、挙げればキリがないくらい好きな所が多すぎる作品だ。
復帰レースの最中、ニキの視界が不明瞭から明瞭になる瞬間、こちらの気持ちも高まる。
『新しき世界』★★★★★
『新しき世界』は既存の設定で作り上げた結果、新しい魅力のある作品を作り上げてしまうという力量に感服。まさに新しき世界。
地下駐車場、エレベーター内でのアクションシーンは圧巻。
■B
『ジャッジ!』★★★★☆
CMディレクターの割にはメッセージ性が希薄かなと感じたが、最後の「ハグ」にやられた。サンタモニカの到着した際に見たハグと、パーティー会場でのハグは同じようで違う。
北川景子は相変わらず処女キャラ臭い。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』★★★★
証券マン版『グッドフェローズ』。3時間が苦にならないテンポの良さ。おもしろかった。
『7番房の奇跡』★★★☆
金大中政権に変わろうとしている時期の話(多分)。韓国で歴代興収第3位を記録した理由には、死刑制度が描かれたことが大きく影響していると思う。おもしろかった。
『小さいおうち』★★★☆
襖、廊下を真ん中に捉えての部屋間の移動、ローポジ、赤い屋根の家、赤いヤカン。至る所で小津を感じるのは、前作からの影響が大きいのか、それとも意識が変わったのか。
二人の老人が口にする「長く生きすぎた」という感覚が分からぬ。山田洋次(82)も考えていることなのだろう。
特撮による空襲シーン、妻夫木聡が語り口になってからのエピソードは蛇足。
■C
『劇場版Wake up, Girls!』★★★
劇場版は良かった(震え声)。
『アメリカン・ハッスル』★★★
前評判が良すぎたせいで期待しすぎた感あり。
『黒執事』★★★
今作だけで解決せず、次作に持ち込むようであるのなら、脚本は納豆のように粘り強くするものだと感じた。
悪くはない。
『エンダーのゲーム』★★★
異種対話物。
『機動戦士ガンダムOO』の原点がここにある。
『大脱出』★★☆
「お前らが見たいものを見せてやる、だけどおもしろさは保証しない」っぷりにはどう反応したらいいのか。午後のロードショーで途中から見てたら満足の域に入ってたかも。
■D
『ヌイグルマーZ』★★
市道真央の黄色いウィッグはイエローキャブNEXT所属と、ゴーカイイエローを演じた過去があるということで。
尺は99分。ちょっと長く感じてしまった。
『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』★
イ・ギョンヨンという韓国人俳優がいる。脇役で登場しては、ものすごい足跡を残して去る。今作でも見事な存在感&役目を。彼が登場し、主人公に重大な事実を伝えるところまでは集中できていたのだけど、それ以降は半分寝ちゃってた。
(1月1日~1月31日)