ホビット 竜に奪われた王国
★★★★☆
監督:ピーター・ジャクソン 脚本:ピーター・ジャクソン、フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン、ギレルモ・デル・トロ
出演:マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、リチャード・アーミティッジ、ルーク・エヴァンズ、オーランド・ブルーム、ベネディクト・カンバーバッチ
IMAX3D(字幕)とHFR3D(吹替)で見てきました。
109シネマズとユナイテッド・シネマのIMAXシアターだとHFRも兼ねているようなのですが、近隣のシネマサンシャインのIMAXシアターはIMAX3D上映のみなので、シネマックスのADMIXにてHFRも体験してきました。
IMAX3D(通常上映)
割引が適用されないIMAXで今作を見るのは、「HFR」が付加価値としてある場合のみで考えたほうがいいかもしれない。前作同様、今作もDMRなのでIMAXスクリーン、音響で見るほどではないなと。それでも初見IMAX3Dを選んだのは、字幕かつ良い音響環境だからという理由。
ここで書くことではないのかもしれないが、成田HUMAXシネマズのIMAXシアターを体験した後のシネマサンシャイン土浦IMAXは、通常スクリーンなのではと見劣りシてしまうほどのものだった。成田IMAXはHFRに対応してないのが残念だ。もし対応していたとしたらここ以外では見ないほうが良いと言い切りたいくらい、成田IMAXには驚かされた。
HFR3D
従来の3D上映の場合、毎秒24コマ(24分の1秒)の間にL1(左目)とR1(右目)が撮影され、上映の際はL1、R1が毎秒24コマで3回ずつ映し出される。また毎秒24コマでL2とR2が撮影され、同様に上映される。
HFRの場合は、毎秒48コマ(48分の1秒)の間に、L1とR1を撮影し、上映の際はL1とR1を2回ずつ映し出す。また毎秒48コマでL2とR2を撮影され、同様に上映される。従来の場合は毎秒24コマでL1とR1のみ、HFRの場合は毎秒48コマでL1とR1を映し出し、従来の24分の1秒の間に次のL2とR2を映し出す。映し出す回数を3回から2回にすることでフリッカーがほとんどなくなり、綺麗な映像になる。
上記の様なことを書きましたが、簡単な話が倍速液晶の類なのではないだろうか。
HFR3Dだとフリッカーがほとんどないこともあって画面のチラツキがほとんどなく、映像も「もしかして4Kコンテンツなのか?」と勘違いするほどの綺麗さだった。IMAX3Dで見た時とHFR3Dで見たスマウグが別物だったり、樽での川下りアクションも別物。しかし、あまりにもクッキリ見えすぎたりするので不自然な箇所があったりしたのも事実。
Real-Dでの鑑賞でIMAX以上の映像美を体験できたとなると、「IMAX+HFR3D」だとどうなってしまうんだ。
『ホビット ゆきて帰りし物語』の際は、シネマサンシャインもIMAX+HFRに対応してくれることを願うばかり。お願いします、シネマサンシャインさん。
公開日は2014年12月にしましょう!ワーナーさんお願いします。
最後にシネマックスつくばのADMIXシアターについて一言。
スピーカーの音量バランスが酷いせいで、セリフはほとんど聞こえませんでした。