2014年9月新作鑑賞
A(2014年ベスト候補)、B(良)、C(並)、D(残念)、E(2014年ワースト候補)
■A
『猿の惑星:新世紀』★★★★★
前評判で目にしていた「銃社会への批判」の枠なんかぶち壊してる作品だった。2014年になってから「これだ!」っていうSF映画がなかったからこそ来る感動。
猿が馬に乗って人間を襲いに来るだけでも面白いのに、彼らの手にはマシンガンが握られている。「馬に乗ってマシンガンをぶっ放しながら人間を襲いに来る猿」、この要素だけでも十二分に楽しめてしまう至高の一本!
電力復旧のお陰で再起動されたビデオカメラにて、かつての「うち」での様子を懐古するのは反則。
■B
『舞妓はレディ』★★★★
(気が向いた時に追記予定)
『るろうに剣心 伝説の最期編』★★★★
大友啓史による、原作『るろうに剣心‐明治剣客浪漫譚‐』を利用した『ダークナイト』完結。「ノーラン版バットマンをるろうに剣心でやろう」そんな意気込みだろうか、これが意外にも良い方向へ進んだと思っている。
今作は開始十数分で編集の雑さが目立ち始めてしまい、上がったテンションがすぐに下がるという事案が幾度も発生する。脚本面に力を入れられないのであれば、こういった所で面白さをより引き出して欲しかった。
『京都大火編/伝説の最期編』と、アクションシーンの評価の高さには驚かされる。どうにもカメラの腕が谷垣健治が用意したアクションに付いて行けていない気がする。それでも前作の『京都大火編』よりもよく見えるのは1対1のアクションシーンが多いせいか、それとも伝説の最期だからか。
福山雅治が木刀振り回して「オリャ」だの「ホアチャー」だの言葉にするだけでベスト級の一本になってしまう。
『ジャージー・ボーイズ』★★★☆
イーストウッド監督作品に期待しないわけがない。しかし、期待度は大幅に下回った。
ミュージカル版は知らないのであくまでもひとつの映画作品として見た時、「君の瞳に恋してる」に関するエピソードを現実とは違くウェットな内容へと脚色したことは良かった。
”””つまらない”””わけではないが、何が”””面白い”””のかが分からない作品だった。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』★★★★
タイトルの出し方に痺れた。
(気が向いた時に追記予定)
■C
『記憶探偵と鍵のかかった少女』★★★☆
普通に面白かった。
何を思ってこんな邦題を付けたのかと疑問に思えてくる。
『フライトゲーム』★★★☆
(気が向いた時に追記予定)
『レッド・ファミリー』★★★
オンライン試写で鑑賞。
本当の家族として家族喧嘩をしたかった・・・そんなこと知るか。
昨年のTIFFでチケットを取れず悔しい思いをしたが、いざ見てみると悔しい思いを抱いた自分が馬鹿らしくなった。
キム・ギドク自身が監督として今作を作っていたら、また違った見方ができただろう。
『柘榴坂の仇討』★★★
(気が向いた時に追記予定)
『めぐり逢わせのお弁当』★★☆
(気が向いた時に追記予定)
■D
『NY心霊捜査官』★★
(気が向いた時に追記予定)
『フルスロットル』★☆
ポール・ウォーカー追悼作品
『マザー』★
(気が向いた時に追記予定)
■E
『イン・ザ・ヒーロー』★☆
東映はこの映画を製作したことを猛省したほうがいい。
(9月1日~9月30日)