第40回日本アカデミー賞 最優秀賞予想
作品賞
◎『怒り』
『家族はつらいよ』
○『シン・ゴジラ』
△『湯を沸かすほどの熱い愛』
『64-ロクヨン-前編』
日アカなら『怒り』が最優秀賞になるはず。『シン・ゴジラ』は脚本賞入りしていないのが気がかり。
大穴で中野量太監督作品『湯を沸かすほどの熱い愛』の可能性あり。SNS上での人気は凄まじいものがあるが、ご都合主義な脚本がどう評価されているのか気になるところ。
アニメーション作品賞
○『君の名は。』
『映画「聲の形」』
◎『この世界の片隅に』
『ルドルフとイッパイアッテナ』
『ONE PIECE FILM GOLD』
『君の名は。』が最優秀作品賞に最も近い存在だと思っていたが、『この世界の片隅に』の爆発っぷりが前者の存在をかき消す勢いだ。いつもの日アカなら『君の名は。』が、世間の流れに身を投じるのであれば『この世界の片隅に』が受賞。
他の賞レースに目を通すと、2016年公開日本映画中でぶっちぎりの受賞数なのは『この世界の片隅に』である。
監督賞
庵野秀明(総監督)/樋口真嗣(監督)『シン・ゴジラ』
△新海誠『君の名は。』
瀬々敬久『64-ロクヨン-前編』
○中野量太『湯を沸かすほどの熱い愛』
◎李相日『怒り』
中野量太が最優秀賞を受賞するのではという考えもあるが、第37回で白石和彌が優秀賞止まりであったことを考慮すると「お記念受賞」感が湧いてきてしまうので、作品賞からの流れで監督賞も『怒り』の李相日が妥当(第34回以降は作品賞と監督賞は同じ)。
新海誠は日本アカデミー賞史上初のアニメーション作品監督として優秀賞を受賞したことは頭の片隅に置いておいてほしい。
主演男優賞
綾野剛『日本で一番悪い奴ら』
岡田准一『海賊とよばれた男』
佐藤浩市『64-ロクヨン-前編』
長谷川博己『シン・ゴジラ』
◎松山ケンイチ『聖の青春』
第38回、第39回と続いてしまった黒歴史が終わる。
主演女優賞
大竹しのぶ『後妻業の女』
○黒木華『リップヴァンウィンクルの花嫁』
広瀬すず『ちはやふる-上の句-』
宮崎あおい『怒り』
◎宮沢りえ『湯を沸かすほどの熱い愛』
今年も宮沢りえが受賞して最多受賞者に大手をかける展開。
日アカにとっては黒木華が推しメンなので彼女が今年も受賞したらガチ恋勢確定である。
助演男優賞
◎竹原ピストル『永い言い訳』
妻夫木聡『怒り』
○東出昌大『聖の青春』
森山未來『怒り』
リリー・フランキー『SCOOP!』
竹原ピストル以外に最優秀賞に相応しい人がいない。安定した演技を見せた東出昌大が受賞するのも面白いかな。
助演女優賞
石原さとみ『シン・ゴジラ』
市川実日子『シン・ゴジラ』
◎杉咲花『湯を沸かすほどの熱い愛』
○広瀬すず『怒り』
宮崎あおい『バースデーカード
ご都合主義な脚本に付き合った杉咲花が強い。
中野量太『湯を沸かすほどの熱い愛』
音楽賞
RADWINPS『君の名は。』
撮影賞、照明賞
笠松則通、中村裕樹『怒り』
林田裕至、佐久間依里『シン・ゴジラ』
録音賞
中村淳(録音)、山田陽(整音)『シン・ゴジラ』
編集賞
外国作品賞
『ハドソン川の奇跡』
3月3日(金)放送予定です。
どうでもいい賞なので見逃してしまっても問題ないと思います。