第40回日本アカデミー賞 最優秀賞 受賞結果
※テレビ放送順となっています。
最優秀助演女優賞
杉咲花『湯を沸かすほどの熱い愛』
順当。
最優秀助演男優賞
妻夫木聡『怒り』
最近の役選びは自身のイメージを壊していこうとする意志が感じられるので今回の受賞は妥当だったのかも。
最優秀主演女優賞
宮沢りえ『湯を沸かすほどの熱い愛』
順当。
最優秀監督賞
!!!!!
日本アカデミー賞の流れが変わった瞬間だと思う!
特撮作品の監督として最優秀賞初受賞!!!凄い!!!
最優秀主演男優賞
最優秀賞受賞は初受賞した『忠臣蔵 四谷怪談』ぶりの二度目。
おめでとうございます。
最優秀アニメーション作品賞
『この世界の片隅に』片渕須直
順当といえば順当なのだが、日本アカデミー賞が『君の名は。』ではなく『この世界の片隅に』を最優秀賞に選んだことに震えた。
放送を見ていた誰しもが『この世界の片隅に』は無視されてしまう存在だと思っていただろう。しかし、日本アカデミー賞は最優秀賞に選んでしまったのだ。『君の名は。』ではなく『この世界の片隅に』を。
真っ当な評価をしてしまっていては日本アカデミー賞としての立ち位置がなくなってしまうし、『君の名は。』は最後の希望として日アカに期待していたんだぞ!
最優秀脚本賞
最優秀美術賞
林田裕至、佐久間依里『シン・ゴジラ』
最優秀撮影&照明賞
山田康介(撮影)、 川邉隆之(照明)『シン・ゴジラ』
最優秀録音賞
中村淳(録音)、山田陽(整音)『シン・ゴジラ』
最優秀編集賞
最優秀音楽賞
RADWINPS『君の名は。』
最優秀外国作品賞
最優秀作品賞
特撮作品として初最優秀賞。
特撮作品の受賞はないという先入観から『怒り』で予想をしましたが、優秀賞作品の中では『シン・ゴジラ』が最優秀賞を獲得するのが全ての面で妥当だろう。
脚本賞では優秀賞入りしていない点で、特撮怪獣物が素直に受け入れられていないことと、長い間アニメ畑にいた庵野秀明への反抗心が窺える。
技術部門多数受賞はめでたいことですが、日本アカデミー賞は「作品賞受賞→技術部門も」という風潮があるので、なるべくしてなった結果でしょう。
第41回日本アカデミー賞も楽しみにしてます。
放送を見ながら、「○○がノミネートされていない!」と怒るみなさま・・・
その作品は世間的には全く評価されていないんですよ。評価されていないどころか存在すら把握されていないんですよ。