第37回日本アカデミー賞予想⑤アニメーション作品賞

 最優秀アニメーション作品賞の予想。 第30回から個別部門として誕生したアニメーション作品賞。

 過去の最優秀賞作品を紹介。

 最優秀賞作品はジブリ細田守でほぼ固まっている。『鉄コン筋クリート』は外国人監督+電通が影響していたか?『名探偵コナン』が優秀賞入りするのはお約束で、第32回以降、『ドラえもん』が優秀賞入りする率が高くなっている(第35回のみ除外)。第35回の優秀賞作品は以下のとおり。

 第35回では深夜アニメで人気を博した『映画 けいおん!』が優秀賞入りするという異例も。第33回では『ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~』、第35回では『豆富小僧』、第36回では『friends もののけ島のナキといった3DCGアニメーションが評価される傾向も見られる。

 2013年はジブリ作品が2本も公開された年なので、優秀賞だけでなく、最優秀賞も容易に想像が着く。 

◎『風立ちぬ』宮﨑駿

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 宮﨑駿の引退作にして、2013年興行収入第1位作品。

◯『かぐや姫の物語』高畑勲

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 対抗できるのは同じジブリ枠であり、高畑勲の最新作『かぐや姫の物語』。しかし、興業の面では「大コケ」の烙印が。

『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』寺本幸代

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名探偵コナン 絶海の探偵』静野孔文

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『キャプテンハーロック』荒牧伸志

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 これらの作品が優秀賞入りし、最優秀賞は『風立ちぬ』になると予想。問題は『風立ちぬ』がアニメーション作品賞の枠を飛び出し、作品賞の枠に入り込んでしまうのではないかということ。しかし、それだとアニメーション作品賞を作った意味がなくなるというジレンマ。

 第35回のように深夜アニメが評価される場合もある。そこで注目しておきたいのは、『劇場版まどか☆マギカ 叛逆の物語』である。まどかが入り込む場合、『ドラえもん』が外されるかと。

 テレビ放送では最後にちょろっと紹介される賞なだけに注目度は低いかもしれない。