『寄生獣』を読んだ
盆休みを利用して『寄生獣』を読んだ。山崎貴の手で映像化されますが、某巨人マンガの実写化よりは非常にやりやすいのではないかなという印象。
Part1、Part2の二部作。最近は二部作攻めが多い。一作でまとめきれないのであれば最初から手を出すなとも言いたくなる。(製作会社からの尺規制もあるのかも)
山崎貴と言えば「泣かせる」印象が強い。
頭の弱そうな人のためにきちんと「泣ける」場面を用意している。「皆さん、ここで泣くんですよ?分かる?はい、泣きましょう」と律儀に誘導し、それ相応の結果をもたらしてしまうのであるから今の映画業界はチョロいのかもしれない。
今回の映画版『寄生獣』について、原作を読みながら考えていたことは、母親のエピソードをPart1の見せ場としてウェットに描くんじゃないかなということ。
ミギー出現
↓
ミンチ事件紹介
↓(平間顔見せ)
「おれの右腕になれ!」と対戦
↓
田宮良子赴任
↓(この段階で島田秀夫も顔見せ)
Aの乗り込み
↓
両親旅行へ
↓
母親に寄生
↓(宇田さんではなく、村野が絡む)
母親殺害
↓(後藤ら顔見せ)
Part2へ
素人が考えた原作にほぼ忠実なプロット。原作3巻途中までで、実際にここが良い区切りになるんじゃないかなと。
原作も読み、染谷将太が主演なので期待する作品になった。
他の出演者も”””雰囲気”””はバッチリだと思うので、あとは山崎貴次第である。
深津絵里、浅野忠信といえば黒沢清の新作『岸辺の旅』も気になる。