2014年8月新作鑑賞

A(2014年ベスト候補)、B(良)、C(並)、D(残念)、E(2014年ワースト候補)

■B

るろうに剣心 京都大火編★★★★☆

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逆刃刀が折れる村での子役の演技にかなり苛々させられた。今の御時世にあんな演技をさせる監督って・・・。
アクションシーンはカメラが寄っているせいでやたらと慌ただしいのが難点であるし、ワイヤーで飛んだりする技は実写で見たいとは思わない。今作は一対一のアクションシーンこそは栄えるけど、乱闘シーンともなるとカメラの腕がアクションに追いつけていない印象。京都大火の時の乱闘シーンなんて酷い酷い。

脚本に関しては『ダークナイト・ライジング』なので、この後の結末もなんとなく想像がつく。

最大のサプライズ福山雅治の存在。大友組が再結成されたと言っても過言ではない。

『伝説の最期編』の出来次第では2014年ベスト候補の可能性がある。
見せておくれ、福山雅治南斗水鳥拳!!!!!

福山雅治るろ剣に出演するキッカケになった(と推測する)ラジオ。


福山雅治 魂ラジ 2013.01.05 ゲスト 佐藤健 〔トーク部分〕【転載・流用禁止】 - YouTube

貶している感想ではあるが、それ以外は大満足の域であった。

9月13日公開の『伝説の最期編』への期待は高まるばかり。

イントゥ・ザ・ストーム★★★☆

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ディザスター・ムービーというものの面白さを再確認。と言っても、数多くの作品を見ているわけではないし、そこまで好きなジャンルでもない。

面白さが全面に出てきているのは、記事内写真として使用している「タイタス」の存在、POVによる演出、それだけではなく、竜巻が放つ爆音が映画館という環境を大いに盛り上げているからではないだろか。

POVについては全編それで貫いてくれていればもっと評価は高くなったかもしれないし、逆にグダグダすぎて低くなっていたかもしれない。今作のPOVシーンは良いバランスなのかも。

■C

リトル・フォレスト 夏/秋★★★☆

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エンドクレジットを挟まず、一本の作品にしてから公開してほしかった。

本編の大部分が橋本愛のナレーションという異色作。

岩手県奥州市衣川区大森地区の四季を、橋本愛が”””農業女子”””として生活を送る姿を描いている。いざ見てみると、何とも言えない面白さが滲み出てきているし、彼女が作る料理の一つ一つが美味しそうで腹が空いてしまう。

橋本愛松岡茉優が揃うのってやっぱり良いですね。

余談ではあるが、日活ロマンポルノを見ているくらいで「シネフィル」と認定し、持て囃されるのであるから、女優とは得な存在である。

TOKYO TRIBE★★★

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二度鑑賞し二度とも寝た。

つまらなくて寝たのではなく、どちらも疲れから寝てしまった。

ごった煮っぷりが凄いが、冒頭の長回しシーンは興味深かったし、馴染みのないラップをずっと聞かされているのもなんだか面白かった。『地獄でなぜ悪い』の「全力歯ぎしり」並に、「ブッパ様最高」は耳に残る。

「俺よりもチンコが大きい奴が気に入らない」と、見ているこちら側からすれば非常にどうでもいいことが喧嘩の原因だったというのも面白かった。

園子温は、ベストにもワーストにもならない様な作品を撮るのは止めていただきたい。『うつしみ』の頃の熱量をオリジナル作品でぶつけにきて欲しい。

喰女 クイメ★★★

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舞台を動かすことでシーンが切り替わるというところに、ジョー・ライトの『アンナ・カレーニナ』を思い出した。三池は面白いことやったな~と。この演出は好きじゃないけど。

D

トランスフォーマー ロストエイジ★★★

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IMAX3D版で鑑賞。

IMAX3Dデジタルカメラで撮影された映像は極めて明るいのが特徴的。
作中で陽の光が差し込むショットがいくつか存在しているのだが、その光が本当に眩しかったのはカメラのおかげなのか、それともマイケル・ベイの力か。

「ここがIMAX撮影されていて、ここはされていないの!?」という箇所がちらほら。

もはや、乗り物がトランスフォームするなんてのはオマケでしかなくなった。可変が見たいなら『Zガンダム』を見てくれということなのか。

ソフト化の際は、特典に「IMAXシーン集」をよろしくお願いします。

E

LUCY ルーシ

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めちゃくちゃな話なんかどうでもよくて、こんなありきたりな演技させたリュック・ベッソンも、それをしたスカーレット・ヨハンソンも最低。スカーレット・ヨハンソンの演技に関しては『アメイジングスパイダーマン2』のジェイミー・フォックス並の酷さ。

先月の記事でも書いたが、「スカーレット・ヨハンソンの旬は過ぎた。」

チェ・ミンシクにもちょいガッカリ。

青鬼

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それっぽくまとめてるだけであって、何の練りもない脚本にガッカリ。自分がやっているゲームで例えるなら産廃
鑑賞料金1500円。それですら高いと感じるほどであるし、ポイントで無料鑑賞していても高いと感じてしまうであろう映画。
こんなのに夢中になれる中高生が怖い。

 (8月1日~8月31日)